熱戦終え涙… 甲子園で躍動した“東京学館新潟” 1・2番コンビの絆は今後も「一生の友達」

8月9日、夏の甲子園で手に汗握る熱戦を繰り広げた東京学館新潟ナイン。初めての夢の舞台での戦いを終え、あふれる涙の一方、互いの固い絆を再確認していました。
8月9日、夏の甲子園で手に汗握る熱戦を繰り広げた東京学館新潟ナイン。初めての夢の舞台での戦いを終え、あふれる涙の一方、互いの固い絆を再確認していました。

夏の甲子園で市立和歌山を相手に、最終回に1点差まで追い上げるも惜しくも初戦で敗れた東京学館新潟。

試合後宿舎に戻った選手たちは緊張から解放されたのか、リラックスした様子も見せますが…

【東京学館新潟 旅川佑介 監督】
「悔しいね。色々考えると、一番の要因は俺だったのかなと思う。もう悔しくて、悔しくて」

監督の言葉に選手たちのこらえていた悔しさがあふれ出ます。

【東京学館新潟 旅川佑介 監督】
「(八幡主将へ)紛れもなく君がつくったチームだから。君が中心のチームだから」

【東京学館新潟 旅川佑介 監督】
「(涌井投手へ)周りの人がみんな褒めていたから自信を持って」

中でも、人一倍悔しさをにじませていた選手がいます。

1番バッターの佐藤明日葵。県大会からチーム最高打率を誇り打線を牽引してきましたが、9日の試合では最後のバッターとなりました。

【東京学館新潟 佐藤明日葵 選手】
「なんとか最後に一本出したかったが出せなくて、悔しい気持ちでいっぱい」

そんな佐藤を称えるのが…

【東京学館新潟 渋川優希 選手】
「最後の打席はキャッチャーフライになってしまったけど、一番いいバッターだと思っているので、明日葵が打てなかったらしょうがないと思った」

2番バッターの渋川優希。2人は小学校から同じチームで野球をしてきた親友です。9日の試合でもその1・2番コンビが力を発揮した場面がありました。

4点を追う6回裏。1アウト・ランナーなしから佐藤がセンター前ヒットで出塁すると、続く渋川もライト前にはじき返し、チャンスをつくり出します。

その後、クリーンナップのタイムリーヒットなどで2人がホームに帰るなど、確実に学館打線の流れをつくった“不動の1・2番コンビ”。その絆は今後も続いていきます。

【東京学館新潟 佐藤明日葵 選手】
「一生の友達」

【東京学館新潟 渋川優希 選手】
「最高の男」

初の舞台で堂々たる戦いを見せ、新潟の野球界に新時代の風を吹かせた東京学館新潟ナイン。

【東京学館新潟 旅川佑介 監督】
「何も下を向く必要はないし、胸を張って新潟に帰りましょう」最終更新日:Thu, 10 Aug 2023 19:57:36 +0900