弥彦村の「石川ぶどう園」に集まった弥彦小学校3年生の児童たち。6月にも訪れ、成長の過程を観察をしてきた巨峰の収穫に挑戦です。
いざ収穫が始まると、立派に成長した巨峰を前にどれにしようか迷っている様子。お気に入りの一房を見つけると…
【児童】
「うわぁ重い!袋開けて。できた!」
あまりの大きさにバランスを崩しながらも上手に収穫できました。
【児童】
「すごく(実が)いっぱいあって、重かったからびっくりした。あの時(6月)は実が小さかったり、花だったけど、いま見てみると、いっぱい実がなっていてすごいなと思った」
【児童】
「きれいな形だし、少し多いかなと思って、これにした」
【児童】
「おいしそうだと思った。大事だから一粒ずつ食べる」
児童も大喜びの立派な巨峰が育った一方で…
【長谷川珠子アナウンサー】
「連日続いた暑さの影響で、日光のよく当たる上のほうの実はしぼんで小さくなっています。このような実が多かったこの木は、来年以降のことも考え、収穫時期を前に多くの実を落としてしまったということです」
【石川ぶどう園 石川泰さん】
「水分が取られるというか、完全に焼けている」
収穫量は2割ほど落ち込む見込みですが、しぼんだ実はワイン用にワイナリーへ出荷するなどして廃棄を減らす考えです。
【石川ぶどう園 石川泰さん】
「天候に負けたくないからね。そのせいにしたくない」
猛暑に悩まされたブドウ農家でしたが、子どもたちの笑顔は今後への励みになったようです。
【石川ぶどう園 石川泰さん】
「おいしいものを食べるのも大事だが、そこまでの過程や努力、その辺も考えながら食べてほしい」
児童たちは巨峰の成長過程や農家の思いを学び、一粒の重みを感じていました。最終更新日:Thu, 07 Sep 2023 18:43:15 +0900