新潟市西蒲区のJA新潟かがやきの倉庫で9月14日行われた、県産コシヒカリの県外向けの出荷式。
【JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「例年通り、きょうこうして新米出荷の日を迎えることができて、うれしく思っている」
新米の季節を迎え、喜びを口にする一方で、この夏、農家を苦しめたのが連日の猛暑と水不足です。
【JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「高温が続いたことにより、収量への影響や上位等級米の比率の低下が懸念されている」
【記者リポート】
「収穫の最盛期を迎えているコシヒカリですが、連日の猛暑により、現段階では二等米や三等米がほとんどになっているということです」
山積みにされたコシヒカリのコメ袋には、三等米を示すハンコが。
JA新潟かがやきによりますと、コシヒカリの品質検査では、去年7割を占めた一等米がほとんどなく、現時点では二等米が3割、三等米が7割という比率になっているということです。
この日出荷されたコシヒカリも全て二等米となっていますが、等級は形や色など目視で判定されるため、関係者は味に影響はないと訴えます。
【JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「見た形での等級なので、アミノ酸であるとか成分的なものは変わりない。食味には影響ないと考えている。生産者の出荷したお米を一粒でも多く食べていただきたい」
この日は県内3つのJAであわせて98トンの県産コシヒカリが関東方面などに出荷され、今週末にも店頭に並ぶ予定です。最終更新日:Thu, 14 Sep 2023 18:41:49 +0900