特殊詐欺の疑いで逮捕されたのは、京都府に住む建設作業員の男(21)です。
男は今年5月17日、氏名不詳の共犯者らと愛知県内に住む80代女性に病院職員をかたって電話をかけ「息子さんが救急外来に運ばれ喉が化膿していたので取り除きました。癌の可能性があります。」などと伝えた後、女性の息子をかたり再び電話をかけ「病院で財布をなくした。仕事用のクレジットカードもない。今日中に仕事で必要なお金を準備しないとクビになる。仕事仲間もお金を調達してくれるが、お母さんもお金を準備出来ないか。」などと嘘をつき、さらにその後男が息子の仕事仲間になりすまして被害者の自宅を訪れ、現金300万円をだまし取った疑いが持たれています。
さらに男は同じ日に同様のやり方で、同じく愛知県に住む80代の女性から現金400万円をだまし取った疑いも持たれています。
警察によりますと、その後女性2人は被害に気付きそれぞれ愛知県警に被害届を提出。
男は今年8月24日にも特殊詐欺の疑いで上越警察署に逮捕されていて、その後の捜査で今回の犯行が発覚したということです。
警察の調べに対して男は「その場所に行けと言われたので行った。愛知に行ったことはあるがよく覚えていない」などと話し、容疑を否認しています。
警察は余罪の可能性も含め事件の経緯などを詳しく調べています。最終更新日:Wed, 13 Sep 2023 17:49:52 +0900