ピンクや白に色づき、風に揺れるコスモス。
長岡市の国営越後丘陵公園では、3000平方メートルの広さを誇る花の丘で25万本のコスモスが秋の訪れを告げる「コスモスまつり」が行われています。
【山中麻央アナウンサー】
「今年の夏は高温・少雨の影響で、この“花の丘”から見える芝生は一面茶色くなっていました。その時期に育て始めたコスモスは影響を受けたのでしょうか」
8月に取材をしたときには、危険な暑さが続く異常な天気にコスモス畑の管理担当者は悲鳴を上げていました。
【植物管理作業員 安井一也さん】
「雨が降らないので、毎日水をやるのが非常に大変。植物もそうだが、人間も参ってしまう」
異常な暑さの中でも、毎年多くの人が楽しみにしているコスモスに影響が出ないよう、例年の倍以上の水を使い水やりをするなど管理を徹底してきました。
【国営越後丘陵公園 企画運営グループ 堀澤陽花さん】
「コスモス自体、夏から植栽している。雨が降らなくて、ホースとかでの水やりがとても大変だった。暑かった割には、水やりの苦労もあって、きれいに順調に生育してくれているのではないかなという状況」
多くの人に楽しんでほしいという思いで育てられているコスモスは、背の低い「わいせい種」と呼ばれるものを育てることで、小さな子どもも目線の高さで楽しめる工夫がされています。
【訪れた人】
「こんなに背が大きくなったんだなと思う。(子どもが)赤ちゃんのときも来た」
【子ども】
「かわいいです」
【訪れた人】
「空も真っ青で良い天気で、ちょうど涼しくて気分がいい」
【国営越後丘陵公園 企画運営グループ 堀澤陽花さん】
「少しでも暑い夏を忘れて、秋の心地よい公園でコスモスを見て癒やされていただければ」
今は5分咲きで、まもなく見頃を迎える可憐な花を楽しめる「コスモスまつり」は10月29日まで開かれています。最終更新日:Fri, 29 Sep 2023 18:49:47 +0900