踏み荒らされたヒマワリ畑…一体誰が!?震災の被災地から譲り受けた種「本当に悔しい」【新潟】

新潟県小千谷市では種を植えて間もないひまわり畑が何者かに踏み荒らされました。植えられていたのは東日本大震災の被災地から譲り受けた大切な種でした。
新潟県小千谷市では種を植えて間もないひまわり畑が何者かに踏み荒らされました。植えられていたのは東日本大震災の被災地から譲り受けた大切な種でした。

【記者リポート】
「何者かによって踏み荒らされたとみられる畑です。でこぼこした跡がいくつもあります」

小千谷市の山本山にあるひまわり畑。異変が見つかったのは13日のことでした。

【山本山~夢・絆・笑顔~の会 近藤美栄子代表】
「おびただしい数の足跡がはっきりわかって。警察に相談しました」

この畑では5月28日、山本山の美化活動を行う小千谷市のボランティア団体がひまわりの種を植えましたが、13日、会員が様子を見に来たところ、踏み荒らしたような足跡を見つけたということです。

植えられていたのは宮城県石巻市で東日本大震災の津波や塩害にも負けず咲いた「ど根性ひまわり」からとれた種。中越地震での被災経験がある小千谷市の団体が石巻市まで譲り受けに行ったものでした。

【山本山~夢・絆・笑顔~の会 近藤美栄子代表】
「被災地同士だったらいろんな意見交換などもできるのではと思って。芽が出始めてみんなで喜んでいた矢先だったので、本当に悔しさしかない」

ひまわり畑だけでなく現場近くでは花のプランター5つもなくなっていました。団体からの被害届を14日に受理した小千谷警察署が捜査を進めています。最終更新日:Thu, 15 Jun 2023 18:29:32 +0900