農作物に被害 “渇水”が深刻化… 水田に高温・干ばつの影響 枝豆なども品質低下【新潟】

7月の梅雨明けからまとまった雨が降っていない新潟県。妙高市の矢代川では川底が見えるほどの渇水が続いていて、市は川の水がさらに減った場合に消雪用の井戸から緊急的に取水する方針を決定しました。
7月の梅雨明けからまとまった雨が降っていない新潟県。妙高市の矢代川では川底が見えるほどの渇水が続いていて、市は川の水がさらに減った場合に消雪用の井戸から緊急的に取水する方針を決定しました。

こうした状況を受け、県は8月18日、渇水情報連絡会を開きました。

【県土木部河川管理課 酒井公生 課長】
「この1カ月間、高温が続き降雨も少ない状況が続いた。本日は渇水に関する最新の情報や対応状況等について、今後の渇水対策に役立てていただきたい」

7月の梅雨明け以降、平年と比べて降水量がほとんどの地域で3割未満に留まっている県内。

会議では、17日までに農業用と土木用合わせて3つのダムの貯水率が0%となっているところがあることなどが報告されました。

また小・中河川の流域にある水田を中心に高温・干ばつの影響が広がっているほか、枝豆などの園芸品目でも品質の低下が見られるということです。

【県土木部河川管理課 酒井公生 課長】
「こういう状況で非常に水は大事な資源なので、大切に使っていただきたい」

今後1週間も猛暑日やその近くまで気温が上昇する日が続く見込みで、県は関係部局で連携しながら必要な対策を講じていくことにしています。最終更新日:Fri, 18 Aug 2023 18:38:58 +0900