次の衆院選で新潟１区での出馬を表明したのは、共産党の新人で脱原発などを訴える中村岳夫さんです。
【中村岳夫さん】
「今の政治を変えるために全力で頑張ります」
候補予定者を擁立した一方で、衆院選の目標に「市民と野党の共闘候補の勝利を勝ち取る」ことを掲げた共産党。
野党では立憲民主党の代表代行・西村智奈美衆院議員が１区からの出馬を予定していますが…
【共産党県委員会 樋渡士自夫 委員長】
「泉代表の発言、姿勢が変わらなければ、私たちは新潟県５つの選挙区全てで候補者を擁立することも考えている」
前回の衆院選で野党が共闘態勢を構築し、４選挙区で自民党の候補を破った新潟。
しかし、立憲民主党の泉健太代表が次の衆院選で「共産党と選挙協力しない」と発言したことで県連は対応に苦慮しています。
６月４日には社民党・国民民主党・連合新潟と次の衆院選の方針について意見交換を実施。この中で、立憲県連幹事長の米山隆一衆院議員は共産党との協力も模索する考えを示しました。
【立憲民主党県連 米山隆一 幹事長】
「皆さんが納得できて、気持ちよくというか、心から選挙に参加できる形を模索していきたい」
ただ、樋渡委員長は「県連の考えではなく、泉代表の姿勢が変わる必要がある」と指摘。
党本部として共産党との共闘を認めるのであれば、残りの区での候補者擁立を見送り、１区での選挙活動も共闘する候補者に配慮する考えです。
【共産党県委員会 樋渡士自夫 委員長】
「全国的なスタンスをはっきりしてくださいと。ぜひ、すかっとしたスタンスで共闘をやっていきたい」
新潟１区には、このほか２人が出馬の意向を示しています。最終更新日:Mon, 12 Jun 2023 18:50:53 +0900
