長岡花火に誘われて?野生下で誕生したトキ2羽が長岡市で確認 本州で2羽同時確認は8年ぶり【新潟】

環境省は3日、新潟県佐渡市の野生で生まれたトキ2羽が今年7月下旬に長岡市で確認されたと発表しました。本州で2羽同時に確認されたのは、2015年4月以来3回目です。
環境省は3日、新潟県佐渡市の野生で生まれたトキ2羽が今年7月下旬に長岡市で確認されたと発表しました。本州で2羽同時に確認されたのは、2015年4月以来3回目です。

環境省によりますと、7月27日午前11時半ごろ、地域の人から長岡市トキ分散飼育センターに長岡市内でのトキの目撃情報の提供がありました。情報提供を受け、長岡市トキ分散飼育センターの職員等が現場を確認したところ、トキ2羽が草地にいる様子が確認されました。

佐渡自然保護官事務所には長岡市トキ分散飼育センターから連絡があり、28 日の昼頃にも同じ場所で2羽がいる様子を地域の人が確認。2羽は一緒に行動しており、確認された場所で採餌していると考えられると言うことです。

現場を確認した長岡市トキ分散飼育センターの職員の話と写真から、2羽ともに去年生まれた若い個体と推定されていて、2羽ともに足環が付いていないことから佐渡の野生生まれの個体で、性別は不明だと言うことです。

環境省はトキを発見した際にはトキに近づかず、静かに見守るほか、トキを目撃した場合は、佐渡自然保護官事務所に連絡するよう呼びかけています。

写真:三条市民撮影(7月28日)最終更新日:Thu, 03 Aug 2023 12:37:47 +0900