“養殖カキ”の生育「例年に比べいまいち…」 猛暑による水温上昇 “漁業”にも影響【新潟・佐渡市】

連日の猛暑、水温の上昇による漁業への影響も懸念されています。
連日の猛暑、水温の上昇による漁業への影響も懸念されています。

8月24日、船で向かったのは、新潟県佐渡市の加茂湖にあるカキの養殖場。ロープを引き上げてみると…

【カキ漁師 伊藤剛さん】
「い貝とかは全然ない。熱で全部死んだんだと思う」

水温の上昇により、カキにくっついて成長する“い貝”は死んでしまったと言います。もちろん、カキ自体への影響も。

【カキ漁師 伊藤剛さん】
「あまり暑いと、カキもやられちゃう」

すでにその生育に影響が出ているのではないかと漁師は話します。

【カキ漁師 伊藤剛さん】
「例年に比べて、生育がちょっといまいちな感じがする」

別の漁師も不安を口にします。

【カキ漁師 伊藤剛さん】
「今はまだ弱っているかなということしか分からない。これ以上水温が上がると、カキが上のほうから、へい死していくんじゃないかと」

カキへの影響は9月以降、明らかになっていくと見られていて、漁師たちは今後の天気の推移を注意深く見守っています。

【カキ漁師 伊藤剛さん】
「自然相手のことなので、私らでどうこうできないことだけど、ちゃんと生育するのを祈るだけ」最終更新日:Thu, 24 Aug 2023 18:41:31 +0900