
特殊詐欺・窃盗の疑いで逮捕されたのは、埼玉県に住む大学生の男(21)です。
男は去年11月16日、氏名不詳者らと共謀のうえ、役場職員や銀行関係者になりすまし、「期限切れの還付金があり、今なら振り込むことができるが、古いキャッシュカードなので作り直す必要がある」などと嘘をついて、埼玉県に住む80代女性から家族名義のものを含むキャッシュカード3枚をだまし取り、そのうち1枚で現金2万円を引き出した疑いが持たれています。
警察によりますと、男は銀行関係者になりすまし、女性の自宅に行き、キャッシュカードを受け取る「受け子」と、そのキャッシュカードを使ってATMから現金を引き出す「出し子」を担っていたということです。
警察の調べに対し、男は「ばあちゃんの所へ行ってカードを受け取り、現金を引き出したことは間違いない」「お金が欲しかった」と話し、容疑を認めています。
また、男が「ネットで知り合った面識のない名前も知らない人から指示された」とも話していることから、警察は闇バイトとみて捜査を進めています。
男は4月3日、新潟県三条市内の商業施設に侵入し、ゲームソフト54万円相当を盗んだとして現行犯逮捕されていました。
警察は男が受け取ったキャッシュカードのうち、他の2枚でも現金を引き出した可能性があるとして、余罪や事件の経緯を詳しく調べています。最終更新日:Mon, 26 Jun 2023 10:23:07 +0900