21日から再びやってくる寒波。
日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北陸地方の上空には強い寒気が流れ込む見込みで、23日ごろにかけて平地を含め警報級の大雪となる恐れがあります。
このため19日は新潟地方気象台のほか、北陸地方整備局やNEXCO東日本など道路交通に関する機関が出席し、合同会見が開かれました。
【新潟地方気象台 中村誠 気象防災情報調整官】
「上空の寒気が予想以上に強まって、雪雲が同じところにかかり続けた場合は、警報級の大雪となる可能性がある」
県内では17日から18日にかけて冬型の気圧配置が強まりましたが、そのときよりも降雪量は多くなる見込みです。
大雪となった場合の外出について、北陸地方整備局は…
【北陸地方整備局 木村祐二 道路情報管理官】
「外出予定の前倒し、後ろ倒しなどの見直しにより、ぜひ寒波期間中は不要不急の外出を控えていただくようお願いいたします」
外出を取りやめることに加え、降雪地域を避けて雪の降らないエリアの道路を利用するなど、広域的に迂回する判断を求めました。
ここに加え、北陸地方整備局が力を込めて訴えたのが…
【北陸地方整備局 木村祐二 道路情報管理官】
「まだ、スタッドレスタイヤをつけていない車がある。今すぐスタッドレスタイヤへの交換をお願いしたい」
17日深夜に、県内の国道をノーマルタイヤで走行し、雪道の中で動けない状態となった乗用車。このあと、乗用車はレッカー車によって速やかに引き出されましたが…
【北陸地方整備局 木村祐二 道路情報管理官】
「たった1台の車が立往生することで大規模な滞留が発生することになり、滞留に巻き込まれた方々を命の危険にさらすことになりかねない。今すぐ、スタッドレスへの交換をお願いしたい」
一方、NEXCO東日本は現時点で計画的な通行止めを発表していませんが、高速道路を利用する前にウェブサイトなどで最新の交通情報を確認するよう呼びかけています。最終更新日:Tue, 19 Dec 2023 18:47:10 +0900