佐渡市小木地区の海岸に鳴り響いたハンマーの音。今年の観光シーズンを終え、たらい舟の製造職人・金子啓次さんが、海水を含んだ底板のゆがみを整えていました。
【たらい舟製造職人 金子啓次 さん】
「もう一回、最後に底板を調整して来年に備える」
この作業を見守っていたのは、金子さんの愛犬、シェパードのアスティー。慣れた様子で補修と調整を終えたばかりのたらい舟に乗り込みます。
約100メートル離れたたらい舟の保管場所までアスティーも一緒に移動。
岸から引き上げ、冷たい風のもとで乾燥させたのち、シートをかけて完了です。
【たらい舟製造職人 金子啓次 さん】
「やっと今年も終わったな。来年新たな気持ちで頑張れればいいと思っている」
ことしは例年より3千人以上多い約1万人が楽しんだという金子さんのたらい舟。1年の活躍に感謝して…新たな年を迎えます。最終更新日:Wed, 20 Dec 2023 19:21:44 +0900