インターハイのベスト16を超えるベスト8を目指して2年ぶりの春高に臨んだ女子の長岡商業。
長崎県代表の純心女子と対戦した4日の初戦は170cm台の相手エースのスパイクに苦しみ、序盤、6点差をつけられてしまいます。
しかし、3年生セッターでキャプテンの外山杏奈の粘りのレシーブから吉塚が決めると流れが一変します。
【実況】
「加納だ!このクロススパイクが決まりました」
2年生エース・加納のスパイクやブロックポイントなど攻守がかみ合い10連続ポイントで一気に逆転。そのまま第1セットを奪います。
続く第2セットも相手にペースを握られますが、流れを変えたのが外山杏奈の双子の姉・外山怜奈。強烈なスパイクを上げると、妹の杏奈がトス。最後は2年生エース加納が決めます。
【実況】
「双子の力でとった得点」
外山ツインズがチームを盛り立て逆転に成功すると、最後は伝統の粘りのバレーでラリーを制し9年ぶりに初戦を突破しました。
【長岡商業3年 外山杏奈 主将】
「怜奈が一生懸命上げたボールは絶対つないでやろうという気持ちでやって、それが点数につながったのが、2人のこの3年間、今までやってきた成果だと思うので、すごくうれしい」
続く5日の2回戦では大阪代表の金蘭会と対戦。
去年の春高ベスト4の強豪を相手に苦戦を強いられ、第一セット序盤で8点のリードを許します。
【長岡商業 曽根喜広 監督】
「1回もシャットアウトされていないから。攻めていないということだから」
曽根監督の激励を受けた選手たち。
【実況】
「さあ攻めていけるか、その中でミドルを使っていきました」
その後もセッター・外山杏奈の攻めのトスワークで相手を翻弄し、3点差まで詰め寄りますが、反撃むなしく第1セットを奪われます。
迎えた第2セットも相手の高さのある攻撃に苦しめられます。
長岡商業は粘りのバレーを展開しますが、金蘭会相手にストレートで敗れ、ベスト16には届きませんでした。
一方、4日の初戦で逆転勝利を収めた男子の東京学館新潟は5日の2回戦で高知と対戦。4日の勢いそのままに、セットカウント2-0のストレート勝ちでベスト16進出を決めました。
【東京学館新潟 高橋快 主将】
「次の試合でも自分たちの持ち味の粘り強いレシーブ力と攻撃力を生かして次の試合も勝ちたい」最終更新日:Fri, 05 Jan 2024 19:26:00 +0900