新潟市西区にある、鮮魚仕出し元助。
【記者リポート】
「こちら店舗の裏側なんですが、壁が大きく崩れてしまっているのが分かります。修復は難しいということで、店舗を取り壊す決断をしたということです」
【元助 小竹正さん】
「主にここですね、揺れが収まった後、家から外を見たらこんな状態になっていた。びっくりした」
こう話すのは元助の4代目・小竹正さんです。地震発生後に妻・寿子さんが撮影した写真には、崩れた壁が道をふさぐ様子や2階のタンスが倒れている様子が記録されていました。
【元助 小竹正さん】
「食器も結構倒れていた。割れたのは20~30枚ですかね」
食器や冷蔵庫が壊れる被害もありましたが、建物自体への影響が大きく…
【元助 小竹正さん】
「大工さんにも『修復不可能だ』と言われて『被害が及ぶ前に、一刻も早く解体した方が良い』と(言われた)」
1916年に創業し、長く地域の食卓を支えてきた元助。しかし…建物の老朽化に加え、地震の被害で業者に修復不可能と判断され、廃業を余儀なくされました。
【元助 小竹正さん】
「結構(連絡が)きてますね『もっとやってくれ』とか。まあ私も年ですので…でももう4~5年出来たらな、とは思っていた」
新潟市にり災証明書を申請、まだ被害調査は行われていませんが、2月以降、元助の建物は解体される予定です。
【元助 小竹正さん】
「修復しながらやっていたけど、これで『完全に終わったな』と。直しようがないんですよねもう…」最終更新日:Wed, 17 Jan 2024 18:55:51 +0900