雨の中…ボランティアによる復旧作業続く「少しでも前向いて」 新潟市長も激励と感謝伝える

能登半島地震発生から18日目となった1月18日、被害の大きかった新潟市では中原八一市長が雨の中、復旧作業にあたるボランティアを激励しました。
能登半島地震発生から18日目となった1月18日、被害の大きかった新潟市では中原八一市長が雨の中、復旧作業にあたるボランティアを激励しました。

【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市西区の災害ボランティアセンター。午前9時ですが、すでに多くのボランティアの姿が見られます」

県内で5340棟の住宅被害が確認される中、液状化などで大きな被害を受けた新潟市西区には、連日、県内・県外からボランティアが集まっています。

【ボランティア】
「能登半島のほうのニュースもあったので、(新潟は)なかなか全国的にはまだまだ認知が低い部分があるが、現状を見ると何千棟という家が被害に遭われているので、ちょっとでも力添えできれば」

【ボランティア】
「皆さん先が見えない中で、ちょっとでも明るくなれるように寄り添って、頑張ってくださいという気持ちで支えていきたい」

そのボランティアを中原八一市長が激励に訪れました。

【新潟市 中原八一 市長】
「皆様のご支援は被災された皆様の大きな力となり、励みとなっています」

市長の激励を受け、この日は雨が降る中、約60人のボランティアが被災地へ。

【桶屋美圭アナウンサー】
「こちらのお宅も地震によって大きな被害を受けました」

一人暮らしの70代女性が住む自宅では庭の灯籠が倒れるなどの被害が出ていました。

【ボランティア】
「多分いっぱい掘って、クレーンか何かで持ち上げないと…何百kgとかあるので」

ボランティアは住民とコミニュケーションを取りながら重い灯籠を撤去していました。

【ボランティア】
「(被災者に)笑顔が少し戻ってくるのを見ると、我々もうれしいし、少しでも前を向いていただけたら」

新潟市では各種支援を受けるために必要な罹災証明書の申請が8900件を超えています。

【新潟市 中原八一 市長】
「被災者の方が今一番求めているのは、罹災証明を一日も早く得て、どういう支援があるのかがわかって支援を受けることだと思う」

新潟市はまだ3000棟ほどにとどまっている建物の被害調査を1月中に終え、来週には総合相談窓口を設置する考えです。最終更新日:Thu, 18 Jan 2024 18:39:24 +0900