「財政面に躊躇することなく…」防災担当相が液状化被害を視察 知事・新潟市長は住宅支援を要望

能登半島地震で液状化現象などの被害が多く見られた新潟市西区を松村祥史防災担当大臣が視察。「財政面に躊躇することなく、復旧復興に取り組んでほしい」と支援を約束しました。
能登半島地震で液状化現象などの被害が多く見られた新潟市西区を松村祥史防災担当大臣が視察。「財政面に躊躇することなく、復旧復興に取り組んでほしい」と支援を約束しました。

1月19日、新潟市西区の坂井輪中学校を訪れたのは、松村祥史防災担当大臣です。

新潟市の中原八一市長から地震の影響による液状化現象など西区でみられた被害状況について説明を受けた松村大臣。

【松村祥史 防災担当相】
「周辺の住宅は大丈夫?」

【新潟市 中原八一 市長】
「傾いています」

国はこれまでに能登半島地震を激甚災害と非常災害に指定していて、松村大臣は復旧復興に向け「これからが大変な道のりになる」とした上で…

【松村祥史 防災担当相】
「激甚の本激ということで、財政面に躊躇することなく、色んな復旧・復興に取り組んでいただければと思う」

その後、花角知事と中原市長から公共インフラ施設の復旧や被害を受けた住宅に対する支援を求める要望書が手渡されました。

【花角知事】
「再開・復旧を急いでもらいたい。県・市町村がやる部分もあるが、そこへの(国からの)支援をしっかりお願いしたい」

【松村祥史 防災担当相】
「しっかりと被災者に寄り添って、被災者の方々が一日も早く元の生活を取り戻せるように頑張って参りたい」

一方、石川県はこの日、地震で犠牲になった人のうち遺族の了解が得られた13人の氏名を公表。新潟市の小学5年生・吉岡咲哉くん(11)の氏名も公表されました。

吉岡くんは石川県・輪島市に帰省中に家屋の倒壊に巻き込まれたということです。最終更新日:Fri, 19 Jan 2024 19:07:49 +0900