柏崎刈羽原発の再稼働へ…東電の住民説明会 「佐渡沖の“割れ残り”活断層の検討を」意見相次ぐ【新潟】

東京電力は1月30日、新潟県柏崎市で住民説明会を開催。約150人が参加しました。
東京電力は1月30日、新潟県柏崎市で住民説明会を開催。約150人が参加しました。

再稼働に反対する人からは能登半島地震で割れ残ったと専門家が指摘する佐渡沖の活断層など、新たな知見を災害想定に取り入れるよう求める意見が相次ぎました。

【柏崎市民】
「いま佐渡沖に割れ残りがあるというこの状況は、明らかに今後新たな知見が出てくるだろうということがうかがえます。再稼働の動きは凍結するべきだと思うが、いかがでしょうか」

【柏崎刈羽原発 曽良岡宏 土木・建築担当】
「知見が揃うような状況になったら、評価に必要に応じて反映していく必要があると考えています」

その一方で、早期の再稼働を求める声もありました。

【柏崎市民】
「原子力発電所がもとに戻るほうが、地域の活性化につながると私は思っていますので、引き続き、いま以上に安全安心への取り組みをお願いしたい」

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「一つひとつ着実に進めていく。そういった段階で新たな知見があれば、そこは立ち止まる必要があると考えている」

再稼働への準備を着々と進める東京電力。

しかし、能登半島地震を経て避難などへの不安も高まっていて地元の同意を得られるかは不透明です。最終更新日:Wed, 31 Jan 2024 19:46:41 +0900