色ではない!美味しいリンゴの見分け方…ポイントは“軸の太さ”と“重み” 猛暑で甘み凝縮!?

出荷の最盛期を迎えているリンゴ。おいしい見分け方などを紹介します。
出荷の最盛期を迎えているリンゴ。おいしい見分け方などを紹介します。

新潟市中央卸売市場の一角に並んでいたのは青森県産のりんご「サンふじ」です。

甘さと酸味のバランスがちょうどいいサンふじは不動の人気を誇りますが、今年は猛暑の影響で見た目に変化が起きていました。

【新潟中央青果 中山幸音さん】
「着色がよくないものが多い。平均よりも糖度が1度高く、去年より見た目は少し劣るが、中身はとても甘いおいしいリンゴ」

色が薄いもののほか、軸の根元に傷がついている“ツル割れ”したものなどが多く出たといいます。

ただ、猛暑に対応しようと栄養を蓄える力が働いたため、例年以上に甘いリンゴに仕上がりました。

【松尾和泉アナウンサー】
「非常に甘い。かめばかむほど、リンゴの密があふれ出てきました。さっぱりとした後味も感じられます」

【新潟中央青果 中山幸音さん】
「色がよくても、色が薄くても、甘さに特に影響はないので、おいしく食べられる」

色は関係ないというおいしいリンゴの見分け方を聞きました。

【新潟中央青果 中山幸音さん】
「真ん中の軸、この軸が太い方が栄養がいっぱい通るので、軸が太いものを選ぶと甘いリンゴになる」

また、ずっしりと重たいものを選ぶのもポイントです。

一方で旬を迎えているのはサンふじだけではありません。

【松尾和泉アナウンサー】
「黄色い見た目が特徴的な王林。実はサンふじよりも糖度が高い隠れた名品種なんです」

甘い品種であることを意外と知られていない「王林」は子どもに人気のリンゴです。これから出荷量がピークを迎えるため、手に入りやすくなるといいます。

【新潟中央青果 中山幸音さん】
「今年は少し見た目が悪いものが多いが、甘いリンゴが多いので、いっぱい食べて健康になってほしい」

青森県産リンゴは3月にかけておいしさと出荷のピークを迎えるということです。最終更新日:Mon, 05 Feb 2024 19:00:14 +0900