〈J1アルビ〉G大阪のハイプレスに苦戦…“強み”封じられ連勝逃す「次はホームで喜びを」【新潟】

サッカー明治安田J1・アルビレックス新潟は3月2日の第2節、アウェーでガンバ大阪と対戦。相手のハイプレスに苦しみ、持ち味のパスサッカーを封じられ、開幕連勝とはなりませんでした。
サッカー明治安田J1・アルビレックス新潟は3月2日の第2節、アウェーでガンバ大阪と対戦。相手のハイプレスに苦しみ、持ち味のパスサッカーを封じられ、開幕連勝とはなりませんでした。

勝利で飾った開幕戦から1週間。アルビは新加入選手の長谷川元希を先発起用するなど、前節とスタメンを4人入れ替え、開幕連勝を目指して、アウェーでガンバ大阪と対戦しました。

1月の沖縄キャンプの練習試合ではガンバに2ー1で勝利していたアルビ。しかし、2日の試合はガンバのハイプレスに序盤から苦しめられます。

ボールを下げさせられ、思うように攻撃を組み立てることができず、なかなか敵陣に切り込むことができません。

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「悔しいが、きょうはガンバさんのゲームだった」

松橋監督のこの言葉通り、ガンバに何度もゴールを脅かされます。

それでも前半14分の宇佐美のシュートは小島が、前半30分のカウンターからのピンチでは新井が相手のシュートをブロック。守備陣の奮闘で失点を0に抑え試合を折り返します。

相手のハイプレスが緩んできた後半は徐々にアルビの縦へのパスがつながり始めます。

そして後半24分、右サイドから中央に切り込んだ松田が長谷川とのパス交換からフリーでシュート。

しかし、これを決められずにいると、その直後でした。新井の守備がファールの判定となり、相手にPKを献上。小島もコースは読んでいましたが、宇佐美の鋭いシュートがゴールネットを揺らします。

先制を許したアルビは直後に小見やダニーロといった推進力のある選手を投入しますが、シュートまで持っていくことができず。

アディショナルタイムに獲得したフリーキックも長谷川の放ったボールはクロスバーの上に。試合はこのまま終了し、開幕2連勝はなりませんでした。

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「勝ち点3をしっかりとって、(次は)きょうのガンバさんのように、我々のホームで喜びを分かち合いたい」

開幕戦の勝利から波に乗りたいところでしたが、アルビが放ったシュートは後半の3本のみで、そのうち2本がセットプレーからのシュートでした。

相手が前線から積極的な守備をしてきたため、これまで強みとしてきたパスを回しながら前進してシュートにつなげるアルビの持ち味が封じられていました。

今回の試合を見て他のチームもハイプレスを仕掛けてくる可能性が高いので、いかにその守備をかいくぐり、シュートまで持っていくかが今後のカギを握ります。

第2節を終えて、アルビは勝ち点3で11位となっています。

そして、次節はいよいよホーム開幕戦!3月9日(土)、デンカビッグスワンスタジアムで名古屋と対戦します。最終更新日:Mon, 04 Mar 2024 18:53:50 +0900