再稼働への動き活発化 “柏崎刈羽原発”でIAEAの調査始まる テロ対策の改善状況を確認【新潟】

柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きが活発化しています。テロ対策の改善状況を評価し、助言を行う国際原子力機関IAEAによる調査が始まりました。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きが活発化しています。テロ対策の改善状況を評価し、助言を行う国際原子力機関IAEAによる調査が始まりました。

3月25日午前、柏崎刈羽原発を訪れたのは、核セキュリティの専門家などでつくるIAEAの調査チーム5人です。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「本日からのミッションでは、発電所の改善状況について、IAEAの核セキュリティに関する基準や国際的知見を踏まえた評価をいただく」

【IAEA調査チーム タパニハックさん】
「このエキスパートミッションの目的は、柏崎刈羽原発の核物質防護対策の強化を評価し、必要に応じて東京電力にさらなる助言を提供すること」

IAEAによる調査は、事実上の運転禁止命令が去年12月に解除された柏崎刈羽原発で、テロ対策の強化についてアドバイスを受けることを目的に東電が要請したもので、4月2日までの9日間で設備の確認や関係者への聞き取りが行われます。

顔合わせのあと、調査チームのバスに乗り込み、さっそく原発構内へ。報告書は調査終了後に東電に提出される予定です。最終更新日:Mon, 25 Mar 2024 18:59:09 +0900