28日、新潟市に20年後を見据えたスポーツ施設のあり方について提言書を手渡した有識者会議。中でも喫緊の課題となっているのが鳥屋野球場の行方です。
市内で公式戦ができる3つの球場のうちの1つですが、老朽化に加え、元日の地震で被災し使用中止となっています。
【新潟市 中原八一 市長】
「鳥屋野球場については、今回の提言を受けて建て直しをすることはほぼ決定したという認識にある」
その上で、有識者会議では…
【新潟市スポーツ施設の未来構想会議 西原康行 会長】
「特に鳥屋野野球公園、運動公園の野球場は鳥屋野潟の南部エリアに移転する方向性が望ましいのではないかという結論に至っている」
【松村道子キャスター】
「きょうも県立エコスタジアムではイースタンリーグの試合が行われています。その同じ鳥屋野潟の南部エリアに新潟市の野球場を建設することについて、有識者は2つの球場が近くにあることの相乗効果といったメリットを挙げています」
【新潟市スポーツ施設の未来構想会議 西原康行 会長】
「競技性の高い野球を県立でやるとして、市でつくるものは市民と色んなクラブチームが交流できるような施設が市でできるのがいいのではないか」
このほか「他にないオンリーワンのエリアになる」「様々なレベルの野球人が交流できる」といった利点を挙げています。
市民に提言案の印象を聞くと…
【新潟市民】
「(2つの球場の)距離を開けたほうが色々(可能性を)広げて利用できると思う」
【新潟市民】
「どっちもあったほうが色んな楽しみ方があるのですごくいい」
中原市長は「鳥屋野潟南部への移転には、土地の確保が課題」とした上で…
【新潟市 中原八一 市長】
「(2つの球場が)近くにあるということの市民からの素朴な疑問にしっかり答えられるように場所をどこにつくるにしても井を砕いて建設したい」
このほか、有識者会議は20年後を見据え、白山エリアには球技専用スタジアムやアリーナを、鳥屋野潟北部には陸上のトレーニング施設を設けることを提言しています。最終更新日:Thu, 28 Mar 2024 18:46:09 +0900