1958年に完成した万代口バスターミナルは、誘導係の笛に従いバスがバックで乗り場に入るのが特徴です。
近年では珍しい構造のターミナルに、30日夜は多くの人が訪れ別れを惜しみました。
【訪れた人は】
「あすもバスがここにやってきてバックするんじゃないかと思う。きょうで終わりだと思うと寂しくてしょうがない」
「この景色が終わってしまうのも寂しい感じがするが、それも時代だし見届けられたらいいかな」
セレモニーではこれまでバス運行を支えてきた誘導員などに花束が手渡され、午後11時40分、多くの人に見守られながら最後の便が出発していきました。
長年バスターミナルの安全を守ってきた誘導員は、節目の日を迎え安堵の表情を浮かべます。
【新潟交通誘導係 木村雅弘さん(誘導係歴15年)】
「無事きょうを迎えられてよかった。名残惜しいというのもあるが、ちょっとほっとした」
万代口バスターミナルが刻んできた歴史は、新たなターミナルへと引き継がれます。最終更新日:Sun, 31 Mar 2024 18:28:02 +0900