石川・のとじま水族館の“”アシカ”が新潟の水族館で避難中…生き物の命を地震から守る【新潟】

元日の能登半島地震から5月1日で4カ月です。新潟市の水族館では、次の災害に備え、県外の水族館と連携協定を結んだほか、津波からの避難方法を見直すなど、能登半島地震の教訓を生かそうと動いています。
元日の能登半島地震から5月1日で4カ月です。新潟市の水族館では、次の災害に備え、県外の水族館と連携協定を結んだほか、津波からの避難方法を見直すなど、能登半島地震の教訓を生かそうと動いています。

「おいでコウスケ!」
飼育スタッフの鈴木裕雅さんがそう呼びかけると、カリフォルニアアシカのコウスケが勢いよく寄ってきます。

Q食欲などはどう?
【マリンピア日本海 展示課 鈴木裕雅さん】
「食欲は旺盛で、すぐ寄ってきます」

マリンピア日本海のバッグヤードで飼育されているカリフォルニア・アシカのコウスケは、地震の被害が甚大な石川県七尾市にある「のとじま水族館」からやってきました。

【マリンピア日本海 斎藤淳管理課長】
「のとじま水族館が被災したことで、生き物を守ることが前提になる。何か協力ができないかと考え、我々で預かることが可能だということで預かっている」

水族館の配管が破損したことで、生き物への水の供給が難しくなった「のとじま水族館」。地震の1カ月後にコウスケを迎えに行ったマリンピア日本海の山田さんは…

【マリンピア日本海学びのデザイン課 山田篤課長】
「動物は地震が過ぎてしまえば余り分からないのでコウスケは普通の感じでいたが、飼育されている方々は、かなり心配されていたので迎えに行けて良かった」

「のとじま水族館」ではショーに出ていたコウスケ。石川に戻る日を想定し、新潟に来てからも、のとじま水族館と同じサインに答えてから餌をもらいます。

また、コウスケの飼育日誌には、良好を示すAの文字が並んでいます。

地震から4カ月がたち、のとじま水族館では復旧工事が行われているものの、再開の目処は立っていません。

【のとじま水族館 海洋動物科 加藤雅文科長】
「飼育員からの状況連絡をいただくとホッとするというか安心する非常に助かっている」

【マリンピア日本海展示課鈴木裕雅さん】
「健康に過ごしてもらい体調を崩さず生き生き生活してくれればと思う」

一方、今回の地震を受け、マリンピア日本海では、将来の災害でより迅速な対応をとるため、葛西臨海水族園そして名古屋港水族館と協定を結びました。

【マリンピア日本海斎藤淳管理課長】
「他の園・館と連携しながら生き物の命を広域で守ることが大事になってくる」

さらに見直したことが。

【松村道子キャスター】
「能登半島地震を受けマリンピア日本海では避難マニュアルを見直しました。海抜12.1メートルの2階までの垂直避難を基本とします」

【マリンピア日本海 斎藤淳管理課長】
「以前は隣接する新潟縣護国神社に避難誘導することにしていたが、日本海側は津波の到達が早いということで、垂直避難2階に避難するよう見直しを行った」

お客と生き物を守るため、能登半島地震は水族館にも多くの教訓を残しています。最終更新日:Wed, 01 May 2024 18:44:51 +0900