6日、佐渡市の田んぼに集まったのは、市内から集まった親子連れなど約70人です。
【佐渡地域振興局農地整備課 土田倫也 主任】
「世界農業遺産で『トキと共生する佐渡の里山』ということで、世界的に認められた佐渡の農業のすごいところ」
その自然豊かな佐渡市に生息するのが絶滅危惧種のサドガエル。体長3cm~5cmほどで背中は茶色く、イボがあり、お腹が黄色いのが特徴です。
5月末に圃場整備工事が始まるのを前に、そのエリアに生息するサドガエルを守ろうと9ヘクタールの田んぼで捕獲作戦が行われました。
【子ども】
「これ、何のカエルですか?あ~、捕まえて。誰か~」
子どもたちが順調にカエルを見つける一方で…
【参加者】
「見つけたいと思ったけど、なかなか難しいみたい」
大人は小さなカエルを見つけるのに苦労している様子。それでも1時間半ほどカエルを探し…
【参加者】
「よく見てみたらカエルだ。ちょっと黄色いかもと思って」
【参加者】
「土がひび割れた隙間を集中的に見ていたらちょうど出てきてくれたので、捕まえることができた」
トキも見守る中、35匹のサドガエルを捕獲しました。
【子ども】
「ぼくも見たら、本当にサドガエルだった。うれしかった」
【子ども】
「すごいね!かわいい~。1匹飼いたい」
【佐渡地域振興局農地整備課 市村英敏 課長】
「こういうイベントを機に、農業について関心を持っていただくと共に、こうしたサドガエルをはじめとした地域資源の保全活動にぜひ今後とも参加していただきたい」
捕獲したサドカエルは工事エリアの外に逃がし、追跡調査を行う予定だということです。最終更新日:Tue, 07 May 2024 18:46:39 +0900