5月10日、昨年度の決算を発表した第四北越フィナンシャルグループ。
最終的な利益にあたる純利益は212億円と前年から19.3%の増益となりました。
第四北越銀行単体では、貸出金利息や非金利収益の増加などにより、純利益は前年から8.1%増の160億円でした。
今年度の業績予想でフィナンシャルグループの純利益は230億円を見込んでいます。
【第四北越FG 殖栗道郎 社長】
「一つ目途としてきた最終利益200億円を到達し、凌駕したという点について、私どもとしては達成ができたという充実感を持っている」
また、同じくこの日、昨年度の決算を発表した大光銀行は純利益が16億8900万円と前年から33.8%の増益となりました。
今年度の純利益は21億2000万円を見込んでいます。
【大光銀行 石田幸雄 頭取】
「経営基盤強化が着実に進んでいる。地域活性化に向けた活動に全力に取り組むことで当行の成長につなげていきたい」
一方、日本銀行がマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切ったことを受け、預金金利を引き上げた両行。
貸出金利の引き上げについては、ともに今後の金融政策の動向などを注視していく考えを示した上で次のように話しました。
【第四北越FG 殖栗道郎 社長】
「お客様に対して金利を上げさせていただくことになる。正常化の流れの中で将来的にはありうるという旨を今から説明して、特別なケアをして臨む準備を綿密にやっている」
【大光銀行 石田幸雄 頭取】
「負担増加につながると思うが、これまで以上に客への提供価値を高めることで、客の価値向上に貢献する適正な対価を金利としていただくということに取り組む」
また、大光銀行は6月、石田幸雄頭取が会長に、そして新たに川合昌一専務が頭取に就任すると発表しました。最終更新日:Fri, 10 May 2024 18:57:03 +0900