【記者リポート】
「こちらの緑地には多い時で一時、100艘を超えるボートが放置されていましたが、今は一艘もありません」
しかし、隣の砂場には1艘の所有者不明の放置ボートが。この場所も放置禁止区です。
長岡市寺泊港の中央ふ頭付近の緑地や砂場で多い時は合わせて100艘以上のボートが放置されてきた問題。
強風でボートが飛ばされ数十m離れた住宅に直撃するなどの被害も出ていました。
そのため県は、去年11月、当時約100艘あったボートの持ち主に対し、撤去を求める公告を出しました。しかし…。
【記者リポート】
「このあと県によるボートの撤去作業が始まりますが、こちらのエリアには持ち主不明の約60艘のボートが放置されたままです」
県は去年12月、持ち主が現れなかった約60艘のボートを簡易代執行により全て撤去。
ボートが撤去されたことについて、この場所で地域のイベントなどを行っているという地元の人は。
【この場所で地域のイベントなどを行う 木村勝一さん】
「やっぱり何もないというのは広々していて景色・景観的にも見通しが良くて良い。ごみを捨てていく人も結構いたが、そういう不法投棄もなくなったので、同じ町内に住む者としてはよかった」
しかし、14日、現場を訪れると、せっかく撤去したはずの場所にボートが1艘新たに置かれていました。
【木村勝一さん】
「きっと釣りをしている人たち(ボートの持ち主)も海が好きな人たちだと思う。僕も釣りも海も好きで気持ちはよくわかるので、ルールを守った上で、自分のボートであればしっかり持って帰ってもらって、正しい方法で利用してもらえれば」
県は新たに見つかったこのボートについての対応を検討中です。
また、撤去された他のボートについては6月以降、売却や廃棄などを進めていく考えです。
釣りのシーズンが到来し、ボートの持ち主が数人名乗り出ていることから、県は撤去費用などの負担を求めた上で、ボートを返却する方針で、持ち主に名乗り出るよう呼びかけています。最終更新日:Tue, 14 May 2024 18:38:11 +0900