新潟水俣病被害者団体と環境相の懇談「丁寧に思いを聞いて」花角知事 早期の開催求める

環境省が21日、新潟水俣病の被害者団体と面会し、新潟県の式典に大臣が出席しない意向を伝えたことについて、22日、花角知事は大臣と団体の懇談の機会を早く設けてほしいと話しました。
環境省が21日、新潟水俣病の被害者団体と面会し、新潟県の式典に大臣が出席しない意向を伝えたことについて、22日、花角知事は大臣と団体の懇談の機会を早く設けてほしいと話しました。

新潟水俣病を巡って県内の被害者団体は今月開かれる県の式典に伊藤環境大臣が出席することを求めていましたが、21日、団体と面会した環境省の審議官は、国会の会期中であることを理由に大臣は出席しない意向を伝えました。

同じく大臣の出席を求めていた花角知事は、22日の会見で「残念だが致し方ない」とした上で、大臣が国会終了後に懇談の機会を設ける方針であることについて、できるだけ早い開催を求めました。

【花角知事】
「できるだけ早く患者と向き合い、丁寧に思いを聞いて欲しい」

一方、国の救済制度について花角知事は「終局的な解決に至っていない」とし、抜本的に見直すべきとの考えを示しました。最終更新日:Wed, 22 May 2024 12:00:05 +0900