【記者リポート】
「タバコの火種はとても小さいですが、これが大きな火災につながる可能性があります」
新潟市消防局で行われたタバコの不始末が原因となる火事の再現実験。
まずは、タバコの火が完全に消えていない状態でゴミ箱に捨ててしまったケースです。ゴミ箱に入れて約15分後…
【記者リポート】
「ゴミ箱から白い煙が上がり室内に充満しています。そして、火災報知器が鳴りはじめました」
さらに5分が経過すると…
【記者リポート】
「ゴミ箱から激しい炎が上がってきました」
わずか20分で火が燃え広がってしまいました。
また、灰皿を吸い殻で山盛りにし、そこに完全に火が消えていない状態のタバコを捨てたケースでは実験開始から10分後…
【記者リポート】
「今、灰皿が割れました。そして、その吸い殻が下のカーペットや衣類の上に落ちてしまっています」
こうしたタバコの不始末が原因となる火事が新潟市内で増加していて、今年はすでに9件、5月に入って4件確認されています。
【新潟市消防局予防課 滝沢海宇 主任】
「皆さんにはタバコを水につけるなど確実に(火が)消えてから処分するようにお願いしたい。万が一(タバコ火災が)発生してしまったときの対策として住宅用火災警報器の設置、有効に作動するかの点検をお願いしたい」
また、新潟市消防局はポイ捨てをしないことや寝タバコをしないことも対策の一つとして注意を呼びかけています。最終更新日:Tue, 28 May 2024 18:59:26 +0900