五泉市が懲戒免職処分としたのは、市総務課に勤務してしていた男性職員（２４）です。
男性職員は２０２１年６月下旬ごろから１１月中旬ごろまでの間、３回にわたり五泉市内の商業施設などの女性用トイレに侵入し、スマートフォンを使用してトイレを使用中の女性を盗撮した疑いなどで今年４月９日に逮捕。５月２４日に略式起訴され、罰金５０万円の処分が下され、一部容疑は不起訴処分となっていました。
処分理由について市は「当該職員は自信の身勝手な欲求を満たすため、人が通常衣服の一部を着けない状態でいる女性用トイレに正当な理由なく侵入し、身体を無断で撮影する盗撮行為を常習的に行っていた。このような行為は卑劣かつ非常に悪質であり、市の職員としてその職務に対する市民の信頼を損ない、五泉市及び五泉市職員全体の信用を失墜させるものである」としています。
また同日付で総務課長を監督責任として厳重注意処分としています。
五泉市では職員の逮捕後、全職員に対して公務員としての自覚を促す文章などが盛り込まれたコンプライアンスカードを配るなど、再発防止に努めているということです。
田辺正幸市長は「全体の奉仕者たる市職員がこのような事件を起こしたことは誠に遺憾であり、被害に遭われた方に対して大変申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます。また、市民の皆さまの信頼を著しく損なったことにつきまして、深くお詫び申し上げます。今後このような事態が発生することがないよう、職員及び組織全体のコンプライアンスの徹底を図り、１日も早い信頼回復に向け取り組んでまいります」とコメントしています。最終更新日:Fri, 31 May 2024 13:47:56 +0900
