石川の復興を後押し!被災地の“災害廃棄物”受け入れ 公費解体のスピードアップに期待 新潟・糸魚川市

元日の能登半島地震により石川県内で発生した災害廃棄物の受け入れが7月11日朝、新潟県糸魚川市で始まりました。大きな被害を出した石川の復興を後押します。
元日の能登半島地震により石川県内で発生した災害廃棄物の受け入れが7月11日朝、新潟県糸魚川市で始まりました。大きな被害を出した石川の復興を後押します。

【記者リポート】
「糸魚川市姫川港です。こちらでは石川県の被災地から海上輸送されてきた災害廃棄物が次々と降ろされています」

糸魚川市の姫川港で11日朝、始まった被災地からの災害廃棄物の受け入れ。

これらの災害廃棄物は能登半島地震により被災した石川県能登町の住宅などの公費解体で発生したもので、11日は約600トンが運ばれてきました。

【能登町 災害廃棄物対策室 南山寛幸さん】
「これだけの量を受け入れていただけるという安心感と、これからもっともっと公費解体を進めていけるなと」

復興に向け、災害廃棄物の処理が大きな課題となっていた能登町。

海上輸送により糸魚川市での受け入れが始まったことで災害廃棄物の処理が進み、復興に向けて公費解体のスピードが上がることが期待されています。

【糸魚川市 市民部環境生活課清掃センター 橋場智行 衛生施設係長】
「きょうは能登町のゴミだが、石川県の他の自治体のゴミも今後、入ってくるものと考えている。早く復興が進むように、廃棄物処理に協力していければ」

今後も受け入れが続く災害廃棄物は、不純物などを取り除いたあと、工場でセメントを製造する際のバイオマス発電の燃料として利用されます。最終更新日:Thu, 11 Jul 2024 18:36:05 +0900