水俣病被害者団体が知事・新潟市長と5年ぶりに懇談 全被害者の早期救済求める「国に働きかけを」

7月12日、花角知事と新潟市の中原市長のもとを訪ねた新潟水俣病の被害者団体。約5年ぶりとなる懇談の場ですべての被害者の早期救済などを求めました。
7月12日、花角知事と新潟市の中原市長のもとを訪ねた新潟水俣病の被害者団体。約5年ぶりとなる懇談の場ですべての被害者の早期救済などを求めました。

12日午後、花角知事のもとを訪ねたのは、新潟水俣病の被害者など14人です。

【新潟水俣病第5次訴訟 原告団長 皆川栄一さん】
「なんとか裁判に頼らなくても解決できる方法を模索していただいて、早期解決に向かって尽力していただきたいと心からお願いを申し上げます」

約5年ぶりとなる懇談の場で花角知事に要望書を手渡した被害者団体。要望書では、伊藤環境大臣に被害者の早期救済に向けた新たな仕組みづくりを求めることや「新潟水俣病地域福祉推進条例」における福祉手当の受給資格を見直すことなどを求めています。

【新潟水俣病被害者の会 小武節子 会長】
「解決するまで私は生きていたい。私も一生懸命に応援していきたいと思いますので、知事さんの方からぜひ国の方に働きかけていただきたい」

【花角知事】
「なかなか思うような動きになっていないのが事実だが、引き続き、きょうこうして皆様からお話をうかがったことを踏まえ、国への訴えかけをこれまで以上に取り組んでいきたい」

新潟水俣病の第5次訴訟では、原告団が国や原因企業の責任を求め控訴していますが、原告の高齢化が進む中、早期救済に向け国への働きかけは急務となっています。

【新潟水俣病第5次訴訟 原告団長 皆川栄一さん】
「裁判を待てるだけの時間がない。裁判を進めると同時に、何らかの救済の道筋を検討していただきたい」

被害者団体などは花角知事との面会後、中原八一新潟市長とも面会し、同様の要望書を手渡しました。

【新潟市 中原八一 市長】
「被害者の皆様の声にしっかりと耳を傾け、水俣病問題の終局的な解決に向け国への要望や差別解消に向けた啓発活動に取り組んでいく」

来年5月31日で新潟水俣病公式確認から60年が経ちますが、被害者救済に向けて進展はあるのか…7月17日と18日には伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談が予定されています。最終更新日:Fri, 12 Jul 2024 19:01:07 +0900