準決勝・第1試合は帝京長岡と新発田南の対戦。
新発田南の先発マウンドに上がったのはエース小林。今大会、4試合すべてで完投勝利を収め、チームを牽引してきました。
この日も初回から140キロ超えのストレートを連発。帝京長岡打線をゼロに抑えます。
試合が動いたのは2回。新発田南の6番・小川が2アウトから左中間へスリーベスヒットを放ちます。続く打席には7番・服部。レフト前へのタイムリーヒットで新発田南が先制します。
その裏、帝京長岡に2アウト、ランナー2塁のチャンスをつくられますが、簡単には得点を許しません。
しかし、1ー0で迎えた3回裏。ヒットなどで1アウト、ランナー満塁となり、新発田南はこの試合最大のピンチを迎えます。
打席には帝京長岡の4番・茨木。3塁線への鋭い2点タイムリーヒット、さらに続く5番・有馬にも2点タイムリーヒットを浴びるなど、この回一挙5失点。
さらに4回と7回に1点ずつを追加され、7ー1で迎えた8回表。2アウト、ランナー1・2塁の場面で力投を続けてきたエース小林に打順が回ってきます。
【新発田南 小林佑 投手】
「自分に回してくれてうれしかったし、ありがとうという気持ち、流れを持ってこようという気持ちで…」
左中間を破る起死回生の一発で2点を返します。
その裏もマウンドへ上がった小林。球数が130球を超える中、この回を3連続三振で抑えました。
しかし、最終回に反撃の一打は出ず。今大会677球を投げ抜いた小林の夏は準決勝で幕を下ろしました。
【新発田南 小林佑 投手】
「チームのみんなとここまで頑張ってきて、こういう結果だった。みんなに感謝したい」
決勝戦は帝京長岡と、中越に勝利した新潟産大附属の対決となりました。試合は7月25日、ハードオフエコスタジアムで行われます。最終更新日:Tue, 23 Jul 2024 19:31:27 +0900