世界遺産登録へ活動してきた6年…佐渡市生まれの 花角知事を単独取材「関係者の熱意で前に進めた」

世界遺産委員会は7月27日、“佐渡島の金山”について世界遺産に登録することを決めました。
世界遺産委員会は7月27日、“佐渡島の金山”について世界遺産に登録することを決めました。

登録決定から一夜明けた7月28日…

【花角知事】
「本当に率直にうれしいという気持ちとホッとしたという気持ちが一緒になったような状況」

NSTのカメラにこう話した新潟県の花角知事。

2018年に知事に就任してから国へのロビー活動やパリでのPR活動など佐渡金山の世界遺産登録に向け精力的に動いてきました。

この6年を振り返り…

【花角知事】
「うまくいったこともあれば、思いがけないことにも遭遇した。でも、そんなことがあっても関係者の熱意が通じたのか、それをリカバーして前に進んで行けた」

紆余曲折を経て、ようやく実現した世界遺産の登録。しかし、花角知事は世界遺産に登録されたあとが重要だと強調します。

【花角知事】
「次世代に引き継いでいくということは世界遺産になった責務。しっかり保存をし、例えば景観を壊すようなものについて慎重に排除していかなければいけないと思う」

今後、インバウンドも含めた観光客の増加も予想される中、波及効果を県全体に広げることができるかも大きな課題です。

【花角知事】
「人が来ると言うことは、当然地域が活性化する。2度、3度、佐渡や新潟に足を運んでもらうというような、そのことで結果として地域が活性化する。そういう環境を目指していきたい」最終更新日:Mon, 29 Jul 2024 19:11:25 +0900