8月4日、佐渡市の両津港ターミナルでは、来島者を伝統の鬼太鼓でお出迎え!
【佐渡観光交流機構 佐藤達也 事務局長】
「体感的には、皆さん世界遺産を意識して来島されているなという印象はある」
世界遺産登録決定に沸く佐渡市。
【宮田亮平 元文化庁長官】
「世界遺産!やりましたね。もう、うれしいっちゃ」
佐渡市出身で元文化庁長官の宮田亮平さんも出席して、1日には道遊の割戸を望む公園で記念セレモニーが開かれました。
【佐渡市世界遺産推進課 正治敏 課長】
「(私が)世界遺産推進課になったときは、すぐに(世界遺産に)なるのかなと思っていたが、なかなかそういうわけにはいかなかったというのもあって感慨深い」
多くの人の思いをつないで達成した悲願。祝福ムードが最高潮に達する中、かつて金銀の発掘で栄えた佐渡市相川地区の京町通りなどで提灯行列が行われました。
【参加者】
「よかった。もう本当にうれしかった。感無量」
【参加者】
「地元だからとてもうれしい」
3日には構成資産の一つ、西三川砂金山のふもと、笹川集落でも祝賀イベントが。地元の人たちが砂金音頭を披露し、登録を祝います。
【笹川の景観を守る会 金子一雄 会長】
「こうやって集落全体でお祝いできるというのは非常にうれしく思う」
その祝福ムードは佐渡市の夏の恒例行事にも!登録を祝う被り物で出場したのは、佐渡市に観光庁から出向している職員でした。
【佐渡市観光振興部 小林大吾 部長】
「出向の短い間でこの場に立ち会えるのは本当に幸せなこと」
地元だけでなく、多くの人の尽力で成し遂げた世界遺産登録。構成資産のない地域も含め、島全体で喜びをあらわします。
【佐渡を世界遺産にする会 中川哲昌 副会長】
「佐渡全体でこれだけ盛り上がってお祝いできるのは幸せなこと」
今後はその資産をいかに守り、伝統・文化をつないでいくかが課題となりますが…
【子ども】
「金山が世界遺産になったのはとてもうれしいので、このまま佐渡の伝統を引き継いでいけるようにしたい。民謡とか昔からの文化を自分も忘れずに、将来も続いていったらいいなと思う」
登録決定を機に、伝統・文化を守りたいという思いも育まれています。最終更新日:Mon, 05 Aug 2024 19:07:49 +0900