東京電力は8月8日、貯蔵率が約97%に達している柏崎刈羽原発7号機の使用済み核燃料を今年度中に3号機に輸送すると発表。
【柏崎刈羽原発 菊川浩ユニット所長】
「7号機にある使用済み核燃料体380体を3号機のほうに輸送を始めたい」
これは、柏崎市の櫻井雅浩市長が再稼働の条件として、貯蔵率をおおむね80%以下にするよう求めていることに応えるもので、3号機への輸送が終われば7号機の貯蔵率は約83%となります。
再稼働への準備を着々と進める東京電力。
【柏崎市 櫻井雅浩 市長】
「8月中にはしっかりお互いの共通理解・合意に至ると考えている」
8月7日の会見でこう話した櫻井市長。
貯蔵率のほかに、柏崎刈羽原発の1~5号機の1基以上の廃炉計画の提出なども再稼働の条件に挙げていて「東電との最終的な合意には至っていない」としながらも、8月中に合意に達するとの見通しを示しています。
最終更新日:Fri, 09 Aug 2024 19:42:27 +0900