「涼しい時間に…」夜に畑へ出かけた男性 “クマ”とみられる野生生物に襲われ重傷…現場周辺では複数のクマ目撃情報「出没頻度増えている」【新潟・妙高市】

8月28日夜、新潟県妙高市で70代の男性が野生動物に襲われ鎖骨を折るなどの重傷を負いました。足跡などから男性を襲った野生動物はクマとみられています。

■“クマ”とみられる野生動物に襲われ男性重傷

「この辺でクマに後ろから引っかかれて、クマと一緒にスギの木の横から草むらに落ちた」

こう話すのは、28日午後11時半ごろ、妙高市下平丸の道路上でクマとみられる野生動物に襲われた男性の長男です。

長男は救急隊から父親が被害に遭ったと連絡を受け、病院へ急行。その後…

【重傷を負った男性の長男】
「朝方家に帰ったら、血だらけになったタオルがあった」

被害に遭った男性は自力で自宅に戻り、「畑でクマに襲われた」と消防に通報。

鎖骨が折れ、背中などに切り傷を負っていて運ばれた病院で入院していますが、命に別条はないということです。

■畑に向かう途中で…周辺では複数のクマ目撃情報も

しかし、なぜ男性は夜遅くに野生動物に襲われたのでしょうか。

【重傷を負った男性の長男】
「涼しい時間帯に野菜を取りに行きたいということで畑に向かっていて、その途中でクマに襲われた」

畑に向かって歩いている際に背後から突然襲ってきた野生動物。男性は目が見えないため、動物の姿を確認することはできませんでしたが…

【重傷を負った男性の長男】
「現場周辺を探していたら、クマらしき足跡があるということで」

さらに、現場周辺では最近になってクマの目撃情報が複数寄せられていることから、警察は野生動物がクマであった可能性が高いとしています。

【重傷を負った男性の長男】
「一昔前に比べると、かなりクマの出没の頻度が増えていて、怖いといういのは感じている」

警察などは現場の近くには民家があることから周辺住民に注意を呼びかけています。

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