過去最強クラスの台風が九州を中心に猛威を振るっていますが、いつ・どこで起きるか分からないのが自然災害です。9月1日の「防災の日」を前に、新潟市の小学校では起震車体験が行われました。児童たちが改めて感じたのは「備えの大切さ」です。
■児童が“震度7”の揺れを体験「ケガをしそうで怖い」
新潟市中央区の新潟小学校。
【桶屋美圭アナウンサー】
「普段から防災について学習している4年生の児童たち。これから起震車で地震を体験します」
この起震車体験は実際に揺れを体験し、地震の脅威を知ることで児童たちに防災意識を高めてもらおうと毎年行われているものです。
児童たちが体験したのは、2007年に発生し15人が死亡・2300人以上が負傷した中越沖地震の揺れ。横揺れが始まり、徐々に揺れが大きくなると…
【児童】
「ぎゃ~!」
震度7になると縦横に激しく揺れ、大きな声で叫ぶ児童たち。大人である先生も必死に机につかまっていないと体がいすから浮き上がってしまうほどの強い揺れです。
【先生】
「今まで経験したことのない揺れ。能登半島地震もだいぶ揺れたなと思ったが、それ以上の揺れを感じた」
【児童】
「とても揺れて、飛びそうというだけではなくて、他のものとかに当たってケガをしそうで怖かった」
【児童】
Q.こういう揺れが新潟県に来たら?
「怯えて動けないかもしれないが、勇気を振り絞って避難所とかに逃げたい」
■自然災害から命を守る…“助け合い”の大切も学ぶ
その後は、防災に関するDVDで地震発生のメカニズムや災害発生時には地域の助け合いも大切だということを学んでいました。
【児童】
「これから近所の人と話して、(災害が発生しても)できるだけみんなが生き伸びられるようにしていきたい」
【新潟市中央区役所 総務課 新保敏之さん】
「小学生のうちから防災にかかる体験をすることで、将来自分たちの考えが広まってくれれば」
いつ・どこで起きるか分からない自然災害から大切な命を守るために…新潟小学校4年生は9月、防災合宿も行います。
最終更新日:Thu, 29 Aug 2024 19:15:16 +0900