現場経験少ない“若手消防士”の技術向上へ!炎の広がり方・煙の流れは…模型使った“燃料実験”で注意点学ぶ【新潟】

火災現場での経験が少ない若手の消防士を中心に、実際に火を使った実験を通して消火技術の向上を図る研修会が新潟市で開かれました。

火災現場での経験が少ない若手の消防士を中心に、実際に火を使った実験を通して消火技術の向上を図る研修会が新潟市で開かれました。

9月4日、新潟市の西蒲消防署で開かれた研修会。

現場経験が少ない若手の消防士を中心に、火事の現場でどのように消火活動を行うのかや建物火災の性質などについて学びました。

【新潟市西蒲消防署 田澤詠司 消防司令補】
「延焼阻止の放水について、どうしたら(消火の)効率が良くなるのかを理解して」

講習を終えると…

【記者リポート】
「これから実際にミニチュアハウスを燃やして炎の広がり方や煙の流れなどを目で見て確認していきます」

住宅に見立てた模型を使い、現場での消火活動における注意点などを燃焼実験を通して確かめます。

【新潟市西蒲消防署 田澤詠司 消防司令補】
「必ず中に人がいる場合には進入統制ということで、どこを吸気にして、どこを排気にしているかを考えて活動する」

ベテランの消防士は、窓の開閉状況により建物内の煙や炎の流れがどうなっているのかを確認することの重要性などを伝えました。

研修会に参加した消防士は…

【新潟市西蒲消防署 高橋一樹 消防士】
「私自身、若手で火災現場にあまり出たことはないが、きょうのような研修を通じて学べることがあると思った」

【新潟市西蒲消防署 田澤詠司 消防司令補】
「自分の目で見てもらったので、これを振り返りとして各隊・個人で復習してもらって市民の安全を守っていきたい」

西蒲消防署では今後も隊員向けの研修を続けていく方針です。

最終更新日:Wed, 04 Sep 2024 18:38:54 +0900