約42億円の赤字見込まれる“新潟県立病院” 病床削減・統合など経営改革へ…知事「丁寧に説明していく」

9月県議会の代表質問で、花角知事は県立病院の経営改革について「関係者へ丁寧に説明していく」と話しました。

9月県議会の代表質問で、花角知事は県立病院の経営改革について「関係者へ丁寧に説明していく」と話しました。

9月26日に行われた新潟県議会の代表質問。

赤字経営が続く県立病院の経営改革について質問が出ました。

【中村康司 県議】
「来年4月の実施に向け、今後どのように進めていくのか伺います」

県立病院は今年度、約42億円の赤字が見込まれていて、経営改革を進めなければ、来年度末には内部留保が枯渇する恐れが出ています。

こうした中、県は来年4月から新発田市のリウマチセンターの病床を半減させた上で新発田病院に統合するほか、村上市の坂町病院も病床を減らし、回復期に重点を置くなどの改革方針を示しています。

花角知事は「医療需要の変化に対応し、各病院の機能や規模の適正化を速やかに実施する必要がある」と答えました。

【花角知事】
「経営改革の推進は県民の皆様をはじめ、医療関係者や市町村など多くの関係者に関わるものであることから、様々な機会や媒体を通じて改革の必要性を丁寧に説明するとともに、しっかりと調整を行いながら着実に進めていく」

県は全ての県立病院において、遅くとも来年度末までに機能や規模を見直す方針です。

最終更新日:Thu, 26 Sep 2024 19:10:08 +0900