9月27日、過去最多9人が立候補した自民党総裁選の投開票が行われ、決選投票の結果、石破茂さんが新総裁に選出されました。この結果に新潟県内関係の国会議員は…
■“石破新総裁”誕生に県内関係の国会議員は
【1回目・2回目ともに石破氏に投票 泉田裕彦 衆院議員】
「ジェットコースターに乗ったような気分で、途中どうなるか分からないという中、今回、石破新総裁誕生ということで、国民が信頼できる、誠意を持って正直に語る政治をぜひ実現してほしいと期待」
石破さんの推薦人に名を連ね、1回目・2回目ともに石破さんに投票した泉田議員が喜びを爆発させる一方で、高市さんの推薦人に名を連ねた高鳥議員は悔しさをにじませます。
【1回目・2回目ともに高市氏に投票 高鳥修一 衆院議員】
「(決選投票は)我々の票読みよりもかなり少なかった。派閥の力学で、最後どうしても高市さんにやらせたくないという方々が一本に固まったのかなという印象はある」
9人による戦いが終わり、議員たちの視線は想定される解散総選挙へと向けられていました。
【1回目は小泉氏に投票・2回目は無回答 鷲尾英一郎 衆院議員】
「しっかりと新総裁のもと一致結束をして、自民党は生まれ変わるという強い気持ちで、次なる戦いに向けて邁進したい」
【1回目は小泉氏・2回目は石破氏に投票 国定勇人 衆院議員】
「(有権者からは)それ相応の刷新が自民党に求められていると思うので、ひたすら自民党の中枢にものを言われてきた石破さんという存在は適役」
【1回目は小林氏・2回目は高市氏に投票 細田健一 衆院議員】
「地方活性化の政策を力強く打ち出されることを期待。石破総裁のもとで、そのために頑張っていきたい」
地方からこの動きを見守った県連は地域の実情にあった支援を新総裁に求めます。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「様々な課題があるが、その中に一つ、原子力の柏崎の話がある。全国に目を向けて活動されると思うが、新潟の抱えている課題についても、やはり私どもの声を聞いていただきながら、国政というものを担っていただきたい」
■野党は石破新総裁が“政策を貫き通せるか”注視
一方、野党側は今後、石破新総裁が自身の政策を貫き通せるか注視していく考えです。
【立憲民主党県連 西村智奈美 代表】
「地方創生の担当大臣をやっていたということもあって、地方重視の姿勢は打ち出しはいると思う。掲げている政策や考え方が本当に今の自民党の中で実行できるのかどうか、そこをよく検証していかなければいけない」
過去最多9人の候補が立候補し、支持が分かれた今回の総裁選。党を一つにまとめ、政治とカネの問題などに揺れる党を再生することはできるのか。
自民党の石破新総裁は、10月1日に召集される国会で総理大臣に指名されることになります。
最終更新日:Fri, 27 Sep 2024 18:50:05 +0900