2022年8月から去年2月までの間、顧客から業務上預かった工事代金を着服、横領するとともに、顧客から自分名義の預金口座に工事代金を入金させ、自らが経営する会社に損害を加えた疑いで、58歳の男が逮捕されました。男は以前にも、業務上横領や特別背任事件で3度逮捕されていて、今回で4度目の逮捕となりました。
業務上横領・特別背任の疑いで逮捕されたのは、上越市に住む建設業の男(58)です。
男は上越市で電気工事などを行う会社の代表取締役をしていて、2022年8月から去年2月までの間、同社が契約した住宅の増改築工事で顧客から業務上預かった工事代金約1644万円を着服・横領するとともに、同一の顧客に自分名義の預金口座へ工事代金約800万円を入金させて、同社に合計約2444万円の損害を加えた疑いが持たれています。
事件は、男が以前経営していて被害に遭った法人が刑事告訴したことで発覚。警察によりますと、現在、男は経営していた会社を退職し、別の法人で建設業に携わっているということです。
また、男が横領した1600万円余りは、顧客から4回に分けて現金で受け取っていました。
男は以前にも、業務上横領及び特別背任事件の容疑者として3度逮捕されていて、法人の被害額は、現在判明しているものだけでも3300万円を超えています。
警察の調べに対し、男は黙秘していて、警察は男にさらに余罪があるとみて詳しく調べています。
最終更新日:Wed, 04 Dec 2024 11:00:00 +0900