最近、寒くて眠れない・眠りが浅いと感じている方も多いのではないでしょうか？厳しい寒さを乗り切るために欠かせないのが毛布ですが、その毛布をかける順番が良質な睡眠に大きく関わるというのです。適切な使用法をプロに聞きました。
■寒さ厳しい時期…“睡眠の悩み”は？
【桶屋美圭アナウンサー】
「寒さが厳しいこの時期、体が冷えて眠れない、寝ても寒くて起きてしまうという方も多いと思います。皆さん快適に眠れていますか？」
【街の人】
「なかなか寝る前、（体が）温まるまで時間がかかる。（寝ている間に）足が冷たくなってしまう。それで目が覚めちゃう」
【街の人】
「布団が冷たくて、一瞬うわっとなるのはある。朝も寒すぎて布団から出たくない」
睡眠の悩みを解決するために重要なのが“布団の使い方”。寝具店を訪れていた学生にどのような順で布団をかけているか聞くと…
【学生】
「いつも、薄い毛布→中くらいの毛布→羽毛布団」
■毛布は“羽毛布団の上”に！
快眠のために必要となる布団や毛布の適切な組み合わせについて、寝具専門店のスリープマスター、横山さんに聞きました。
【neiroイオン新潟青山店 横山隆一 代表】
「今だと羽毛布団1枚で寝ている方が多いと思うが、寒くなってきて、毛布と組み合わせる方が増えてくる時期。毛布をかけて、羽毛布団の組み合わせで寝ています？実はこの組み合わせ間違いなんです」
【桶屋美圭アナウンサー】
「ダメなんですか？大半の方がこうして寝ていると思っていましたが」
【neiroイオン新潟青山店 横山隆一 代表】
「アクリル毛布やポリエステルでできている毛布はふかふかしているので、肌の内側にかけたくなる気持ちは分かるが、羽毛布団と組み合わせて使う場合は順番が逆」
毛布を直接体の上にかけるという人が多いと思いますが…実はそれ、間違いなんです！
【neiroイオン新潟青山店 横山隆一 代表】
「羽毛布団の下に毛布を入れると、私たちの体の熱が羽毛布団に伝わらないので、羽毛布団が暖まりづらい。毛布を上にかけることで、羽毛布団の中にたまった私たちの体の温かい熱が外に逃げにくくなる」
毛布を羽毛布団の上に掛けることで、毛布が熱の放出を防ぐフタのような役割を果たします。
■羽毛布団の下には“吸湿性高いシーツ”を！
さらに、羽毛布団の下に毛布を入れてしまうと…
【neiroイオン新潟青山店 横山隆一 代表】
「特にアクリルやポリエステルでできている毛布は、汗の吸い取りがあまり良くないので、どんどん蒸れる」
快眠のためには、布団内の温度が32℃～34℃、湿度は45％～55％が理想的！
人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくため、毛布を直接掛けると布団の中の湿度が上がり、睡眠の質の低下につながります。
このため、羽毛布団の下に吸湿性の高いシーツを挟むのがおすすめだということです。
【neiroイオン新潟青山店 横山隆一 代表】
「睡眠の質は寝具の使い方で大きく左右されるので、ぜひ自分に合った使い方を知ってほしい」
