寒さに強く、約半年にわたってきれいな花を咲かせる鉢花の『シクラメン』を紹介します。
気温が下がり、雪が降っていた12月16日朝の新潟市中央卸売市場。
【記者リポート】
「だんだんと寒さも厳しくなる中、その寒さの中でもしっかりと花をつけるのが、鉢花のシクラメンです。葉っぱの間からたくさんの花が顔をのぞかせていて、まるで花束のようです」
赤や白・ピンクなど、たくさんのきれいな花をつけ、出荷のピークを迎えているのが、冬の鉢花を代表するシクラメンです。
【新花 池田紀行 主任】
「寒さの中でもしっかりと力強く咲いてくれる。さらに春まで長持ちする花として、たくさんの人に親しまれている」
今年の入荷量は平年並みですが、鉢や土などの資材の高騰により価格は平年より2割ほど高くなっているというシクラメン。
ただ、約半年にわたって花を楽しめることから家計には優しい花と言えます。
そんなシクラメンを長く楽しむには、葉が多いため十分な水分を与える必要があるほか、飾る場所にも注意が必要です。
【新花 池田紀行 主任】
「暑さに弱い花なので、室内の暖房が効いている場所に置いておくと、花がどんどん下を向いてしおれていく可能性が高い。なので、日当たりが良い涼しい場所、むしろ寒い場所に置いてあげると、より長く花を咲かせてくれる」
万が一、水やりを忘れるなどして花がしおれてしまっても、再び花を咲かせることができるといいます。
【新花 池田紀行 主任】
「くたっとなっても、新聞紙で花を巻いて、(30℃ほどの)温かいお湯を入れて、15℃くらいの場所に置いておくと翌朝には復活している」
これから迎える年末年始。家族の帰省などに合わせて、きれいな花で家の中を明るく彩ってみてはいかがでしょうか。
【新花 池田紀行 主任】
「今年も残りわずかだが、これから帰省をする方もたくさんいると思うので、きれいなシクラメンと一緒に、ご家族を迎えられたらいいかなと思う」