冬に入り流行しているのがインフルエンザ。新潟県内でも先週、注意報が発令されていますが、人との接触が増える年末年始に感染の拡大を防ぐためにどうすればいいのか注意点を取材しました。
■12月に入りインフルエンザ患者が急増…
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「12月に入ってからインフルエンザが急激に増えてきた。特に、この1週間はものすごく患者でいっぱい」
新潟市中央区にある鈴木内科小児科医院の鈴木院長が流行していると話すのがインフルエンザです。
県内では12月9日~15日までのインフルエンザの定点あたりの報告数が注意報基準の10を越えたことから19日に注意報が発令されています。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「例年、新潟では1月くらいがピークだが、今年は早く、11月からかなり出ていて、12月に入ってから一気に増えた」
こちらの医院では、インフルエンザの患者が11月は17人でしたが、12月は24日までに92人と5倍以上に急増しています。
さらに、新型コロナウイルスの患者も増加。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「同時流行はあるので、対策できることはしたほうがいい」
■年末年始は“家庭内感染”に注意!
こうした中で迎える年末年始。家族で過ごす時間も増えることから、家庭内感染に注意が必要です。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「残念ながら100%防ぐことはできない。感染したら、なるべく厚めのマスクをする」
完全に防ぐことは難しくても、感染した人を隔離することや風呂やトイレなどの共用部分をアルコール消毒することは有効だと言います。
そして、うがい・手洗いといった基本的な感染対策に加え、栄養補給や十分な睡眠で免疫力を高めることも重要です。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「ウイルスは空気中にたくさん漂うので、ちょっとしたことで感染する可能性はあるし、免疫が弱っていれば一気にかかる。免疫を強めるために、普段から体力をつけるとか、うがいとか、そういうものをやっておけばかからない確率は上がる」
■症状あれば早めに医療機関受診を
忘・新年会や帰省など人と会う機会も増える年末年始。感染拡大を防ぐためにも、鈴木院長は熱やせきなどの症状があれば、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「家庭内に症状がある人がいて、自分もちょっとせきっぽい・喉が痛ければ外出は控えて、なるべく早く病院に行って検査したほうがいい」
それぞれができる対策をして、年末年始の休暇を楽しみましょう。
最終更新日:Wed, 25 Dec 2024 18:45:13 +0900