クリスマスは家族や大切な人とケーキを食べるという人も多いと思いますが、新潟県燕市で作られていたのは、本物そっくりな“せっけん”のクリスマスケーキ!甘い物が苦手という方も見て・使って楽しめそうです。
サクサクのパイにイチゴが乗ったミルフィーユ、メープルシロップがたっぷりとかかったホットケーキ!
【長谷川珠子アナウンサー】
「いただきますと言いたいところですが…これらのスイーツ、実は食べられないんです」
ケーキを水の中に入れると…
【長谷川珠子アナウンサー】
「水の中でこすると泡立ってきました!これは、ショートケーキの形をしたせっけんなんです」
作っているのは、燕市にあるアロマティカ・ラボの木下和美さん。
生クリームを絞り、イチゴをのせる様子は本物のケーキづくりと変わりません。
【アロマティカ・ラボ 木下和美さん】
「本物に見えるように、(イチゴは)外側の赤と中のピンク色は分けて作っている」
鍼灸師だった木下さんがせっけん作りを始めたのは18年前のこと。
【アロマティカ・ラボ 木下和美さん】
「接骨院・鍼灸院に来たときだけではなくて、家でもリラックスして体の回復力を高めてほしいと思って始めた」
その思いから、見た目にもこだわり作り始めたスイーツせっけんは県の内外から多くの人がその作り方を学びに来るほどの人気に!
また、SNSで話題となっているのがガラスのように透き通った宝石せっけん。長谷川アナウンサーも宝石せっけん作りに挑戦しました。
温めたせっけん液に色をつけ、ドーム型の型に流し込んで冷やすこと20分。
【長谷川珠子アナウンサー】
「せっけんのような弾力があるくらいに固まりました」
表面に傷をつけ、そこにパウダー状の染料でさらに色を乗せていきます。
【アロマティカ・ラボ 木下和美さん】
「カラーマイカは化粧品の素材。ファンデーションやアイシャドウ・口紅にも配合できる素材」
最後に型から外し、エタノールを吹きかければ完成。
【長谷川珠子アナウンサー】
「茶色とピンクとエメラルドのようなグリーンの部分がすごくきれい」
こうしたせっけん作りの人気は国内だけにとどまらず…
【アロマティカ・ラボ 木下和美さん】
「海外の方から特に人気。数日前は上海でレッスンをしてきた」
ほかにもインドやマレーシアなど10カ国以上でせっけん作りを教えていて、海外向けの書籍も出版しています。
【アロマティカ・ラボ 木下和美さん】
「バレンタインや母の日、誕生日などのイベントで作ってプレゼントに。もうすぐお正月、和のせっけんということで“練り切りせっけん”もあるので四季を通して楽しんでもらえれば」
クリスマスはもちろん、季節を問わず楽しめるアートなせっけんで身も心も癒やされそうです。
最終更新日:Wed, 25 Dec 2024 19:08:49 +0900