東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の実施を目指して、新潟県内で行われてた市民団体による署名活動が12月28日で終わりました。署名は合わせて10万筆以上集まっていて、条例制定の直接請求に必要な数を大きく上回っています。
「県民投票で決める会」は、柏崎刈羽原発の再稼働の是非を県民投票で諮ろうと、今年10月から県内全域で署名活動を行ってきました。
県民投票を実施するためには県議会における条例の制定が必要となり、それを直接請求するには県内の有権者の50分の1を越える署名が必要となります。
署名活動の最終日を迎えた28日、新潟市中央区ではスタッフが区内で集まった署名の数を集約。「県民投票で決める会」によりますと、県内全体では28日までに10万筆以上集まっていて、直接請求するのに必要な約3万6000筆を大きく上回っているということです。
【県民投票で決める会 水内基成さん】
「ここまで来たなと、たくさんの人が本当に協力してくださったなと。原発そのものに賛成・反対など色々な考えの方もいると思うんですけれども、その県民の声がきちんと目に見える形で伝わるということが大事。本当に重い一筆一筆だと思うので、年明け以降にしっかりとその声を県議会や県知事に届けたいと考えています」
「県民投票で決める会は」来年1月に各市町村の選挙管理委員会へ署名を提出し、有効な署名数などを確認した上で、来年3月に県へ条例の制定を直接請求する方針です。
最終更新日:Sun, 29 Dec 2024 15:37:21 +0900