新潟県弥彦村の彌彦神社では1月7日、厄除けなどを願い100本の矢を的に打ち込む『弓始神事』が行われました。神社を訪れた人たちは、矢が的に命中する瞬間を固唾を飲んで見守っていました。
7日も多くの人が訪れる彌彦神社で行われていたのは、一年の厄除け・開運や五穀豊穣などを願い、毎年行われている『弓始め神事』です。
拝殿では、神職が弓を鳴らす『鳴弦の式』が行われ、天地四方を払い清めると…
【記者リポート】
「的に100本の矢が放たれます。天候が荒れる中、この様子を一目見ようと多くの人が集まっています」
拝殿の脇の射場で『百射の儀』が行われ、神職など10人が45m先に置かれた的に向かって、あわせて100本の矢を放ちました。
【記者リポート】
「いま弓が目いっぱい引かれました。狙いを定めた矢は見事的に命中。境内に“当たり”の声が響き渡ります」
雨や風が吹く中での神事となりましたが、今年は去年より3本多い69本の矢が命中しました。
【訪れた人】
「清々しい感じでよかった。穏やかな年であればいい」
【訪れた人】
「意外と打のスピードが速い。平和で(今年一年)終わってほしい」
【訪れた人】
「矢がたくさん当たって、良い年になっていただきたい」
この勇壮な神事を写真に収めようと、カメラを向ける人の姿も多く見られました。
【訪れた人】
「緊張感がこちらまで伝わってくる。それだけを見ていると、シャッターが切れなかったりする。去年は災害が多かったので、今年は災害なしで」
訪れた人たちは放たれる矢を見て、今年一年の平穏を願っていました。
最終更新日:Tue, 07 Jan 2025 18:38:06 +0900