元日恒例!地域の安全・繁栄願う“春駒の門付け” 後継者不足課題も…伝統つなぐための努力続く

地域の安全や繁栄などを願う新潟県佐渡市の元日の恒例行事、『春駒』の門付けが行われました。去年、佐渡島の金山が世界文化遺産に登録されたことで地域の伝統芸能も注目される中、その継承は大きな意味を持っています。

地域の安全や繁栄などを願う新潟県佐渡市の元日の恒例行事、『春駒』の門付けが行われました。去年、佐渡島の金山が世界文化遺産に登録されたことで地域の伝統芸能も注目される中、その継承は大きな意味を持っています。

佐渡市の野浦地区で元日に行われたのは…

【野浦春駒保存会 臼杵智之 会長】
「今年一年、良い年でありますように。祈念して門付けをしっかりしていきたい」

地域の安全や繁栄などを願う元日の恒例行事、春駒です。

きらびやかな衣装に面をつけ、神社の境内で舞を奉納したあと、地域の家々を門付して周りました。

【地域の人】
「大きな災害もなく、豊作・大漁で一年が過ごせればありがたい」

去年、佐渡島の金山が世界文化遺産に登録され、地域の伝統芸能が注目される中、後継者不足が大きな課題に…。

野浦地区も今年は地域出身の若者たちが地域外からも駆けつけ門付けを実施するなど、伝統をつなぐための努力が続いています。

【地域の子ども】
「正月に門付けで、その家が良い年になりますようにと願う良い芸能だと思うので、これからもつなげていきたい」

そして、今年は野浦地区に移り住むため建設が進む住宅の前でも歓迎の意味を込めて門付けを実施。

地域の繁栄…そして伝統をつなぐ若者たちの思いをのせた元気な声が地域に響いていました。

最終更新日:Tue, 07 Jan 2025 18:59:53 +0900