新潟と青森を結ぶ日本海沿岸東北自動車道のうち、未開通区間として山形との県境で工事が進められている朝日温海道路。災害時のネットワーク確保など期待がかかる道路工事の現場を新潟県の花角知事が視察しました。
日本海沿岸東北自動車道は新潟市と青森市を結ぶ自動車専用道路で、このうち村上市の朝日まほろばIC~山形県鶴岡市のあつみ温泉ICの間は未開通となっています。
この朝日温海道路について、県内側の工事が進む中、1月8日は花角知事が現場を視察しました。
道路の概要や工事の進捗などについて新潟国道事務所から説明を受けた知事などが続いて訪れたのは…
【記者リポート】
「建設中の2号トンネル。地面はまだ土の状態、天井は掘られた跡が確認できます。そして、このトンネルは現在、4割ほどのところまで掘削が進んでいるということです」
村上市葡萄で建設中の朝日温海道路の中で最長となる2号トンネル。
2022年5月に掘削を開始し、全長2587mのうち951mまで進んでいます。
物流の安定化や災害時のネットワーク確保など様々な効果が期待される道路の早期開通に知事も期待を寄せます。
【花角知事】
「太平洋側でもしもの災害のときの支えになるということで、非常に重要な道路というふうに思っている。観光とか交流人口についても大きな役割を果たすということで期待をしている」
現在、開通の見通しは立っておらず、新潟国道事務所は今後も進捗状況を随時発信するとしています。
最終更新日:Wed, 08 Jan 2025 18:43:22 +0900